『天ぷら つづみ』

お盆休み中の静かな商店街を歩くのが、私は好きである。
活気があり、忙しい時には気づかぬ横道や店を発見できるからね。

今日は大塚。都電が通る、私が大好きな町だ。



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店名：つづみ
電話：[phone]
住所：東京都豊島区南大塚3-52-3
営業：10:30-14:00  16:30-22:00
詳細： http://www.ntv.co.jp/burari/050226/info02.html
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盆休みだからお店は何処も休みだろう、と思っていたら
何やら天ぷらを揚げる良い匂いを鼻が感じ取った。

これまた、良い佇まいである。



何々....魚、キノコ...おお、夏やさい！これはいいなぁ..。
『天ぷらはひとつひとつ揚げながらたべていただきます。』

嬉しすぎてもう、食べる前から顔ニヤけてしまう。


引き戸を開けると、年配の仲つつまじいご夫婦が迎えてくれる。
聞けば、もう37年になるという（昭和46年創業）。



カウンターに腰を落ち着けると、まず驚くのは数種の『塩』だ。

ボリビア産岩塩に始まり、カレー・抹茶・柚子・山椒・青海苔等々....。
これは壮観である。

どうやら若い人向けに娘さんの助言の下、用意したものらしい。

素晴らし過ぎる。


定食は、メインの天ぷら以外に
ご飯・味噌汁・漬物・奴・オレンジがつく。



夏やさいは、谷中・みょうが・あしたば・おくら・万願寺とうがらしの5種。
一品ずつ揚げて出してくれる為、揚げたてで頂ける。

天ぷらの揚げ方は色々あると思うが、
『つづみ』は、カラッと揚げられていて美味い。





谷中しょうがは、ピリッとした味わいで食感も良い。
これはビール、酒の肴にピッタシである。

あしたばは掻き揚げの様になっていて、
苦手な人でも食べれてしまうだろう。


一通り頂いて、茶で落ち着きながら話を聞くと、
やはり、原材料、特に油の値上がりで、
もうギリギリのところでやっているようだ。

それから神保町の『いもや』の店の話等。
あそこも古い。

江戸を思わせる、『天ぷら　つづみ』。
是非とも、まだまだ頑張って欲しいものである。


ご馳走様でした。

夏やさい天ぷら定食　×1
計880円。嬉しいなぁ....下町の心を感じる良いお店だった。


今度は夜、冷酒か燗酒で、天ぷらを頂きに参るとしよう...。